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塾長ブログ

夏期講習の前に効果的な勉強法を考えよう

なかなか覚えられない

 まずは、記憶をするとはどういうことかを理解しておく必要があります。

目や耳といった感覚器官から入った情報は脳の海馬と呼ばれるところを通ります。

この海馬という場所は短期記憶が得意な場所になっています。

そのおかげでわざわざ記憶をしようと意識をしていなくても、今日一日の記憶は残っていると思います。

特に暗記しようと思わなくても…。

しかし2、3日もするとどうでしょう。かなりの部分の記憶がなくなっていると思います。これこそが海馬の持つ性質なのです。

 

 

一夜漬けが得意な人は要注意

一夜漬けでいい点を取る要領のいい人が周りにいませんでしたか。

うらやましく思えたりもしますがこれは海馬の能力を発揮しただけに過ぎないのです。

その記憶は後には残らないのです。

簡単なことで今日一日の行動を一週間後も今日と同じレベルでは思い出せないですよね。

それが普通なのです。

実は1週間どころか1日でかなりの量は忘れてしまっているのです。

 

脳は忘れるようにできている

一夜漬けで覚えた記憶は覚えたつもりでいても簡単に消し去られてしまうのです。短時間の勉強で成果を上げたとしてもそれは海馬の力だということを理解しておかなければいけないのです。

どういう事かというと海馬は入ってきた情報を短い期間は覚えていられるが容量が小さいため新しい情報が入ってくると古い情報の上から上書きしてしまうのです。

 

どうすれば記憶に残るのか

では、どうすればいいのか。それが脳(海馬)を騙すということです。

つまり、海馬は、これは大事だと思うことは大切に奥にしまっておこうとするのです。

これこそが記憶するということなのです。

では海馬に大事だと思わせるにはどうしたらいいのか。海馬は生きていくために必要なものとそうでないものを見極めるのです。

ただ1回きり勉強をしただけではそれが生きていくうえで大事なことなのか伝わりません。(本人が必要だと思っても海馬がそう思うかは別だということです。)

 

大事と思わせるその方法は2つ

海馬はどんな時に大事な事だと判断するのでしょうか。

一つ目は誰でもできる簡単なことです。

それは単純に繰り返すということです。

何度も同じ情報が海馬を通過すればいいのです。

何度も同じ情報が入ってくることにより海馬は、これは生きていくのに必要なことに違いない。大切にしまっておかなければ、となるわけです。

もう一つの方法は皆さんも経験があると思います。

忘れられない思い出というものがあるのではないでしょうか。

思い出は同じことを何度も繰り返さなくても覚えているものです。

何故なのか、それはインパクトが強いので覚えたとか、楽しかった、逆に嫌だったというように感情と一体化することで記憶に残りやすいということなのでしょう。

ただ、勉強でそれほどのインパクトを与え続けててもらえることはなかなか難しいですよね。

最近勉強動画が流行っているのは理に適っていることなのかもしれません。

 

 夏期講習で実践しよう

 そこまでのインパクトが無くても自分で語呂合わせやこじつけを考えるなどすることは暗記をする上では効果的です。

他にも自分に合った記憶法を考えてみてはいかがでしょうか。

そして繰り返しのタイミングはどれくらいがいいのかですが、先ほどの説明でも一日たっただけでもほとんどの部分は忘れてしまいます。

できるだけ早く復習をすることが大切なのです。

毎日学習したほうがいいのはそのためです。そして繰り返すことで忘れない記憶へとなるのです。

このことは昔から言われていることです。問題なのはそれを実践することなのです。

 

 そしてその方法にもコツがあります。

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2016年07月30日

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