塾長ブログ
夏期講習 小学5年生の算数ポイント
小学5年生の算数は2学期から単位量3学期からは割合と今後の算数だけでなく数学でも必要な重要な概念が目白押しです。
では1学期の学習の振り返りは必要ないのかというとそうではありません。とても重要なことがあります。
それはズバリ小数倍です。
まずは何倍かと聞かれたときの考え方に注意が必要です。
何倍と聞かれたらただ割り算をすればいいと考えてきた人は今までならば割り切れる方で割ればいいでした。
本当は何倍かを考えるときには、
どちらがどちらの何倍なのかを考えなければいけません。
どちらがもとになっていてどちらが何倍なのかを考えずに数字だけで考えてきた人はここでつまずきます。
いい加減に割っても2回に1回は当たるため結構見逃されてしまいますが注意しましょう。
次の質問には答えられるでしょうか。
AはBの何倍ですか? A÷B
Aの何倍がBですか? B÷A
上の2つの質問のように文字でスラスラ言えたら問題ありません。
考え方はわかっているので数字に騙されないようにすればいいのです。
5は4の何倍ですか 5÷4=1.25 1.25倍
4は5の何倍ですか 4÷5=0. 8 0.8倍
そしてこの1.25倍や0.8倍とはどういうことかを
理解できている(腑に落ちている)
かが重要です。
買い物のとき消費税込みの値段を求める方法は税抜き価格を1.08倍すれば求まります。
この1.08倍とはもとよりちょっと増えるということです。
税抜き100円なら100×1.08=108円で8円増えるということです。
1000円なら10000円なら…
200万円の車を買うと200万×1.08=216万円
3000万の家を建てたら3240万 消費税だけで240万も取られます。
ちょっとではないですが…
もとの金額が変わると同じ小数倍でも増加分が変わることがわかりますね。
これが割合の考え方です。
消費税が10%になったらどうなるのか。
小数倍が何故大切か。
1.1倍はちょっと増える。
0.9倍はちょっと減る。
この感覚が身についていれば割合の概念もわかり易くなります。
2学期になる前の夏期講習では単に計算ができるということだけではもったいない。
算数ではこのように教え方が違うだけでその後の単元へのつながりが違うのです。
小数倍の感覚を身に付けるとこの先の算数のつまずきポイントを上手に回避することができます。
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2016年07月09日