塾長ブログ
初心者のための埼玉県公立入試12
受験情報 · 埼玉県公立入試
前回の続きです。
大宮高校と川越女子はどちらも学力検査の結果を重視する高校だと選抜基準の冒頭に書いてあります。
では、どちらがより当日の点数で合否が決まり易いかを例を挙げて説明します。
例えば、評定が次のような3人の生徒がいたと仮定します。
評定以外の点数は何点になるかはわかりませんので、ここでは3人とも同じだったとします。
合否が決まるのは合計点なので3人の点差が大事になります。
B美とC代の差は0点です。この二人は学力調査の点数で合否が決定します。
ここでわかるのは中学3年生の評定が大事だということです。
さらに、1:1:3ならばB美とC代は逆転することになります。
本題はA子との点数の差(13点)が大宮高校を受けた場合と川越女子を受けた場合でどうなるかということです。どちらも調査書の点数を334点満点に換算するのですが元の満点が異なるため次のような換算をすることになります。
大宮高校360→334
川越女子240→334
すると、大宮は334/360倍(およそ0.93倍) 川越女子は334/240倍(およそ1.4倍)です。
その結果はどうなるかというと
大宮高校では13点差→12点差(内申点の差が圧縮された)
川越女子では13点差→18点差(内申点の差が広がる)
2次選抜では
大宮高校13点差→8点差(1次選抜より圧縮率が大きい)
川越女子13点差→12点差
大宮高校は圧縮率が大きいので差が大きいほど効果が大きくなります。
内申の差が30点あっても2次選考では18点差になってしまいます。
つまり内申が悪くても点数を取って逆転で合格しやすくなるということです。
この結果より川越女子よりも大宮高校の方が点数重視の傾向が強いということになります。
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2016年06月02日