塾長ブログ
初心者のための埼玉県公立入試5
埼玉県公立入試調査書の扱いの続きです。
前回までで学習の記録の得点の話をしました。今回は特別活動の記録の得点とその他の項目の得点について話をします。
ところで学力検査の点数と調査書の点数の合計(面接がある場合は+面接の得点)で合否が決まるため調査書を点数化することになります。このとき学力検査の点数は評定が数字であらわされるため合計することで自分の点数を容易に出すことができます。
これからお話する特別活動の記録とその他の項目の2つについては学習の記録の得点とは大きく異なります。
特別活動の記録とその他の項目の得点は点数化されたものを保護者や本人は見ることができません。
何故ならば各高校から出されるのはそれぞれの満点と、評価する事柄の項目だけが提示されるだけだからです。
調査書を書くのは中学の先生ですが点数をつけるのは高校の先生ということになります。さらに、この2つの項目については開示の対象にもなっていませんので完全にブラックボックスとなっているのです。
このことで起こる逆転現象の数は全体から見れば多くはないかもしれませんが一応頭に入れておいたほうがいいでしょう。ブラックボックス化しているためにいろいろな憶測が飛ぶこともありますが気にしすぎても仕方がありません。受験のために生徒会をやったり部長になったりするものではないと思います。
次回はそれぞれの項目としてどんなものがあるのかを見ていきましょう。
2016年05月25日